【音楽は、私を救ってくれた。～アルバム参加のLisaco（ピアノ）さんの紹介】
今回はアルバム１曲＋プレゼント曲に参加頂いたピアニストのLisacさんについて。
今回は本人から文章を寄せて頂いたので、この転記メインにまとめてみます。
＊＊＊以下本人の文章＊＊＊
＊この２年を振り返っていま想うこと＊
バンスリーに出会って2年。人生が大きく動き始めた。
バンスリーに出会う以前は、毎日学校に通いつつ「自分が何を好きなのかわからない」というのが口癖だった。
頭でっかちで、感性が鈍りきってしまっていた。
5才から18才になるまで練習していたピアノにもすっかり手を触れなくなってしまっていた。
そんなある日、鴨川を歩いていた時に、竹笛の音を聴いた。はっとして振り返った。何かとても懐かしいひとに呼び止められたような感覚だった。
その瞬間に竹笛の演奏を学ぶことを心に決め、ネットで検索するうちに、gumiさんの名前を見つけた。
3週間後のコンサートにすぐに予約を入れ、わくわくしながら待った。
本当に素晴らしいコンサートだった。全身に鳥肌が立ち、「この方が私の先生だ」と直感。翌日にgumiさんにご指導をお願いした。
バンスリーを始めて毎日が楽しくてたまらなくなった。そして、どんどん自分の感覚が呼び戻され、自分に正直になれるようになった。
それから半年ほど経ったある日、ピアノのAricoさんとgumiさんの共演コンサートを聴きに行った。実はAricoさんのラジオ番組を数年も前からうっとりと聴いていた私。
この日楽屋に通していただき、なんと実物のAricoさんにお会いできた…! 大感激し、その場でAricoさんにご指導をお願いした。
ふたりの師匠が教えてくださっていることは、ただ一つのことに尽きると感じている。それは「よく聴きなさい」ということ。
音を、どこまで深く聴けるのか。どこまで聴く意識を微細にしていけるのか。それは、生き方に対する教えそのものでもある。
音楽は、私の感性を蘇らせてくれた。私はまた歌えるようになった、踊れるようになった、子供の頃のように。音楽は、私を温かな人々に繋げてくれた。音楽は、私に生きる姿勢を教えてくれた。音楽は、私を救ってくれた。
これからも大変なことはたくさんやってくるだろう。
でも、音楽さえやめなければ、私は大丈夫だ。自分を通じて現れる音楽が深まってゆく限り、どんな経験も、決して無駄にはならないのだから。
今回、gumiさん初のキールタンCD「rashiku-as you are」に関わらせていただけて、本当に光栄です。
私にとって初めて、自分の演奏をCDという形で残していただけた特別な経験でした。ありがとうございました！
＊＊＊ここから僕に戻ります。＊＊＊
僕からは作品について書こうと思います。
彼女は彼女で独特のセンスの持ち主。
収録曲の04 Hari Om Namo Narayana Om Namoの録音時、ギターの音とのぶつかり合いを気にして、右手だけで弾いて見せた。
僕からは何も指示していない。
彼女の感覚で、オルゴールが優しくなるように、彼女にとって居心地の良いスペースと響きを見出したんだろう。
プレゼント曲のJai Sia Ram Jai Jai Hanumanでは、あまりにもシンプルかつ崇高な雰囲気の世界観は、先にとってあったギターパートを、前半は無音化して、ピアノだけの世界観ではじまるアレンジを僕は選んでしまったほどだ。
彼女はある天才なんだと、いつも感じています。
それは現れる独自のセンスや表現で、とうてい真似できない。と思わせられる。
ただ、何の天才なのか、まぜか捉えれない。
それはこれから何かの天才になるのか。
それとも、オンリーワンな天才としてただただ在るが、僕たちが捉えれないのか。
彼女らしさは随所にみられるこの2曲は僕の中で、聴き手の皆さんの中で愛おしくなることと思う。
一音にかける純粋な彼女の存在がここに印されている。
収録に参加してくれて心からありがとう。
これからはピアニストとして、このアルバム中心に伴奏をお願いすることも少なくないと思います。
皆々様もどうかよろしくお願いいたします！
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【ダフネ＆辻信一先生コメント付き、作品動画】
【-rashiku-CDリリースツアーライブ日程】
９月16日 18:00- @川崎フィオーレの森/ *G u m i Kirtan CD Release Party with y u k a *
9月26日 19：00- @名古屋 薬草labo.棘キールタンcd発売イベント with 海洋ゴミ楽器
１0月20日 時間未定 @三重 メロピーヨガ gumiキールタンCDリリースパーティー/ 詳細はまもなくアップ致します。
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