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新作アルバム 「Just so...」について

前回のgumiのリーダーアルバム:When it bloomsから2年を経て、2015年10月下旬より新作「Just so...」がリリースされます。 こちらも形上は僕の意欲作となるんだと思いますが、デュオの相手となる岸本良平さん(Key)に音楽的なコンセプトを相談し、いざ音合わせをしてみると、、、 良平さんの意欲、探究心の方がすごかった。。。(笑) 僕はインド古典音楽以外で、継続的に創作していきたい制作の一つとして、「流動的な即興演奏による印象派な世界観の創造」があります。 オファーを出してすぐ良平さんが僕に、 「僕とgumiさんであまり何も考えずに音を出してみて、どういうものになるか記録として撮ってみる。こんなんになりましたー。^ ^ という感じでいいんですね?」 と返答下さったんですが、ざっくりだけど、まさにその通りって感じでした。(笑) 話が早い! Just soというのも「ただそうなの。」って意味です。 後々にもずっと飽きずに聴けるものって、案外こういうシンプルで無形のようなものがいいのかな?って思います。

また、肉声も無ければ、歌詞やメッセージも無いですから、空間演出などの一枚にもして頂けたら嬉しいかなと思います。 そしてデュオ作、またピアニストが相手というスタイルは何故か特別思い入れがあります。 前回のグランドピアノだけの共演作と大きく違うのは、良平さんの場合、ピアノの音色にとどまらず、keyboardを巧みに使って、お互い同時演奏の一発撮りの最中に、シンセやエフェクトをLIVEしているかのように迷わず使ってこられたこと。 これは録音作業の効率を考えると、keyboardの音はLINE入力で撮っているので、今の技術では後でそういった音色の変化やシンセを足すことはできちゃいます。 だから、収録時はそんな取り返しの出来ないリスク高めな事しなくてもいいっちゃいいんですが、僕としても良平さん自身としても、セッションの生感無くして感じ合うことは出来ないので、僕はCDに入っている良平さんの音にそのまま反応しながら収録する事が出来ました。 まあ、収録時の時に無かった音がマスタリング時に追加されてしまうのは、さすがにこのコンセプトの作品上ではちょっと違う気もしますしね。 収録も簡単に終わりました。中には1回しか撮っていないトラックも幾つかあるほど。(笑) また、良平さんとはデュオLIVEなどを繰り返しながら更に2人の世界を深めたり広げたりしていける未来も感じています。 これは大切な事で、「今の音」に対しても焦らず、喜び合うことを助けてくれています。 さて、肝心な作品の内容についてですが、、、やっぱり音の事を言葉でいい尽くす事は難しいですね。 なんというか、、各曲ごとにいろんな窓が存在し、そこからそれぞれの色彩の深遠な世界に浸ってくだされば幸いかな?(笑) 10月中旬ごろまでにはサンプル音源を公開出来るといいのですが。 是非ともCDをお買い求め頂いて、少しでも楽しんで頂ければと思います。 11月3日は新作リリースパーティーとして、良平さんと京都でデュオLIVEがあります。こちらも魅力たっぷりのイベントになっておりますので是非とも宜しくお願い致します。

Love & Bliss.

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